2007/09/21

MS−Word にページレイアウト機能(Mac 版だけど。)

ついに、MS-Word にページレイアウト機能が搭載されることになりました。
と言っても、発売はまだまだ先、なおかつMac 版のOffice 2008 ですが・・。

Office 2008 は開発遅延が伝えられていたので、よもやこの機能の搭載を止めてしまうことは無いだろうかと少し心配していましたが、
http://www.macoffice2008.com/#wd_plv
で動いているデモを見ると少し安心してきました。

Windows 版もぜひ搭載してアップデート版を発売してほしいですね。

OpenOffice.org なども最初からこの路線で行けば別の層を開拓できて良かったかもしれないのに、と思うと残念な気もします。

何はともあれ、久しぶりに発売が待ち遠しいオフィスソフトです。

2007/09/20

configure オプションのメモ。

--extra-cflags
--extra-ldflags
で指定して別ディレクトリへ入れてあるライブラリ/ヘッダファイルを検索する。

デバッグ用に別ディレクトリにmake install しておこうと --prefix を指定していたのですが、deb パッケージに甘やかされたツケで手こずりました。

./configure --prefix=/usr/local/ffmpeg/ --enable-shared --enable-libmp3lame --extra-cflags=-I/usr/local/lame/include --extra-ldflags=-L/usr/local/lame/lib/
こんな感じで使うみたい。

ld.so.conf の更新とldconfig も忘れずにやる。

2007/09/06

台風、シャワー、カモ、闊歩

台風直撃につき、大雨が降っていましたが、仙台堀川公園内を自転車で走って帰宅。

雨具を着ていたので服は濡れませんでしたが、たまにはズブ濡れになるほど雨に濡れるのも気持ちの良いものだなぁ、とか、毎日、決まった時間に雨が適量降ればシャワー に使えて良いのに、とか、今回の台風は南から来たおかげで雨と風はともかくとして気温は生暖かいという感じでそれほど悪くない、などと下らないことを考え ながら自転車で走っていたら、人の気配のない公園内は活動しやすいのか、カモが道まで出てきて水に流されてきた虫でも食べているようで、水溜まりの水をすくって飲んでいました。

写真は、その貪欲ぶりにたくましさを感じつつ撮った一枚。
奥に一羽、手前に一羽の二羽です。

最近では珍しい首都圏への直撃ということもあり、久方ぶりに風の恐ろしさを感じつつ、雨で増水した川に住むカモの身を案じつつ、無事に帰宅しました。

2007/09/06 日経新聞 経済教室

一昨日から、「経済学を語る - 異分野の視点」上(9/4)/中(9/5)/下(9/6)、ということで、異分野からみた経済学について語るミニ特集みたいなものだったようです。
そういう特集だったので一昨日は毛利さんだったのだなと思いつつ今日の分を見たら、哲学者でお茶の水女子大教授の土屋賢二さん、『「巨大ヌエ」さらに解明を』ということで複雑怪奇な経済学をヌエに例えて経済学の複雑さや矛盾などを論じていました。
暖簾に腕押し、みたいな文体で、シニカルに批判を繰り広げているとも、自虐的に自らと自らの周りの人々をネタに笑いを誘っているのかとも、真意がどこにあるのかわからないながらも、面白い文章で個人的には好きな方です。
誰もが思っている「経済学」についての批判のような疑問のようなことを笑い話のように語るその文章はなかなか面白いのでぜひご一読あれ。

2007/09/04

Google Earth のフライトシュミレータ

各方面で伝えられている通り、Google Earth にフライトシュミレータが搭載されたということでしたが、早速使ってみました。

MSなどから出ているフライトシュミレータなども見たことはあったものの、所詮ゲーム、と思ってしまい、触ったことが無かったのですが、非常に面白く、パイロットになりたい、と思ったことのある人ならぜひやってみてください。面白いです。

これでフリーなら商用のMSのやつとかはもっとすごいのか・・などと思いつつもこれで十分満足、というか、まだ着陸もろくに出来ない、離陸も最初に出来るまでは苦労した、という感じで四苦八苦しています。

それにしても、Google Earth のSecond Life 化計画が噂されるなどその可能性には目を見張るものがあるGoogle Earth ですが、このフライトシュミレータ機能を見て思ったのは、ドライブシュミレータ、みたいな機能を搭載して友達同士で公道レースを出来るようにしてほしい、ということでした。
フライトシュミレータが出来るのならそれほど難しくなさそうな感じするし・・。
どこまでも可能性が広がりますね。

2007/09/04 日経新聞 経済教室


今日の日経新聞の29面、経済教室という記事で宇宙にも行った毛利衛さんが『「合理的個人」脱却を』という題名で経済学のパラダイムシフトを期待するという趣旨の記事を書いていた。

記事から読み取ったところを自分なりに解釈して説明すると、

経済学が合理的個人を前提にしていることはもはや天動説みたいなものだ(原文中では万有引力と書いているけども。)

自然科学の世界では「天動説→地動説」のようなパラダイムシフトを何度も経験してきた。
例:「天動説→地動説」、「万有引力の発見」、それでも説明の付かない事象を、「アインシュタインの相対性原理」で説明、また原子分子の世界で説明の付かない事象は「量子力学」によって説明するようになった。

そのようなパラダイムシフトによって「地動説的な視点(を)、経済学(に)も」、ということらしいですが、説明を端折り過ぎていてうまく表現できていないかもしれませんが、良い記事なので興味を持った方は原文をご覧ください。

経済学者と呼ばれる人たちが一概にこういった視点を持っていない訳ではないと思いますが、毛利さんのような完全な異分野の人がこのコラムに寄稿しているのを見ると、合理的な個人から脱却した新しい経済学によって多くの世界に存在する課題を片付けなくては人類の生き残る道は無い、という強い危機感が感じられました。

ところで、ときどき良い内容が載る「経済教室」や「やさしい経済学」などの記事がネットには載らないのが残念でならないですね。