2009/09/26

カフェ・コロラド(と姿を現した東京スカイツリー)

お金の掛からない休日の過ごし方として、人気(ひとけ)のなさそうなカフェでコーヒーを飲みながら読書でもしようと思い立ち、近所のカフェを物色がてらのんびりポタリング。

昨今の不況の波を受けてか、何度か行ったことのあるラーメン屋が潰れていたり、そのうち入ってみようと思っていた喫茶店が潰れていたり、テナントが入れ替わっていたり、空き物件が増殖していたり、というのを見つつも、東京の過密具合がすこし緩和されて良いんじゃないか、なんてことを考えたり。

自宅から半径2km圏内にはオシャレな気の利いたカフェ的なものはたぶん無くて、シアトル系のカフェが少々、それといわゆる純喫茶的なものがポツポツ。

出来れば入りやすそうな純喫茶的なお店でコーヒーを啜りながら読書でもしたいと思っていたのだけどなかなか思うような店がなく、外から軽く店の中を覗いてみては入らないでやり過ごしつつ、うろうろした挙げ句に入ったのは自宅から程近いところにある前から気になっていたカフェ・コロラド。

ドトール系のチェーン店だけど、軽く覗いたときに他にお客が居なそうだったのと照明の具合が明るくも暗くも無い良い具合だったので思い切って入ってみたところ、BGMも静かに掛かっていてとても落ち着くことが出来ました。

思い返せば大学生のとき、モラトリアム最後の瞬間を噛み締めていた頃にも、駅に行く途中にあったモスバーガーをよく利用していました。
モスのコーヒーってのもまあ大したものではないのかもしれませんが、昼間は大抵お客の少ないその店は自分にとっては一人で集中して本を読んだり課題をこなしたりするうってつけのスペースとして気に入っていて、久しくそういうお店を作っていなかったので、その感覚が戻って来たような気がしてなんだか得した気分になりました。

忙しい最近の世の中ではなかなか一人で集中する場所が作れないものですが、こういう都会のオアシスのような場末の喫茶店が生き長らえるよう、ほどほどに利用者がいて、お互いの利用時間帯がかぶらなければ嬉しいなあ、という妄想をしつつ読書に耽ったのでした。

写真右の方に見えるのが(たぶん)建設途中の東京スカイツリー。最近になって見えるようになりました。